最近、港区周辺でリムジンパーティを開催し、SNSにアップする「セレブごっこ愛好家」をよく見かけます。ふと、私は思うのです。
「リムジンでパーティする意味ってあるのでしょうか?」
港区周辺でレンタルできるリムジンの料金は、2時間でおよそ4万円程(これでも格安)。
リムジンの定員数8人で割ると、1人あたり5000円程度で楽しめるわけですね。価格を知ると、尚更滑稽に思えてきます。
そしてリムジンパーティの際は、一丁前にドレスコードを決めてるんですって。
男はタキシード、女はドレスみたいな。
実状はSNSにアップされた写真を見ると分かりますよ。
女性の場合は、ファストファッションブランドで購入したとみられる、結婚式の来賓客のようなワンピース。
男性の場合、リクルートスーツのようなスーツで偽タキシードを演出しながら、安っぽいネクタイを締めています。
その姿で一列横隊になって、東京タワーの前でハートの風船と格安シャンパンをもってパシャり。
しかも、(レンタル)リムジンの中で横並びで座ってしまうから、話しにくい上に、”ガールズトーク”という名の生産性のない会話を行ってしまっていますよね。
まあ、リムジンでしか出来ない会話なんてないんですけど。
ましてや女性は、横揺れの激しい車内で化粧なおしを行うもんだから、夜景より鏡にうつる自分の顔にmu・chuなわけです。
ついに魔法がとける時間がやってきます。
かぼちゃの馬車(リムジン)から降ろされてしまったシンデレラちゃん達は、結局クラブへ向かい早朝哀れな姿で「つるとんたん」のうどんをすすりだす。
顔も覚えていない王子様とラインをしながら、電車に揺られ遠い田舎まで帰るのでした。
つまり、身の丈に合ってなくともリムジンパーティを開く理由って、SNS上で”リムジンパーティしてる私”を認めて欲しいが故の、精一杯の背伸びなんですよね。ただそれだけなんじゃないかなと。
これからリムジンパーティをする予定がある方は、SNSにアップする写真に「 #TOKYO #roppongi #party 」のタグ付けをお忘れなく! もれなく仲間がみれますよ。
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