遡ること2015年の12月の編集会議にて
「正月は毎年テレビで箱根駅伝みてるんだけどさ、選手達って案外軽々と走ってるように見えるけど、実際に大変なのかな?」
編集部ヒロシの一言に全員が「失礼だろ」と思ったが、年末年始になにかカラダ張ったことをやるのもいいかもしれないと思った編集長が「行こうか」と恐ろしいことを言い出した。
編集長「さすがに走るのは厳しいだろうけど、チャリなら楽勝っしょ!」
いやー…年末で忙しいのにスケジュール的にも無理では…?
編集長「じゃあ往路だけ」
ダメだこいつ…早くなんとかしないと……
この時は、この旅がここまで過酷なものになるなんて誰も思っていなかった……。
寒空の下、箱根駅伝往路のスタート地点である大手町には人が良すぎて仕事を断ることができなかったこのモデルの姿が…
宮崎 湧(なのっくす)君!
今回のチャリ駅伝、ただただコースを走って苦痛な表情でレポするだけではサディストな編集長が喜ぶだけである。
なので…!
この旅では、各中継所で自撮りを行い、カメラアプリで苦痛な顔をキラキラ余裕顏に変身させてレポしちゃおうじゃないか!
これが……
こうじゃ!!!!!!!
※編集部もモデルも駅伝にカタチから入るため襷を着用。
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カメラアプリさすがの仕事っぷり!
スタート地点を出発し、都内を3kmほど走ったところで最初の事件が起こる。
!!!
編集部のHIDEMIさんの乗ったバイクが(なぜか)道路に落ちていた針金のようなものを(なぜか)踏み(なぜか)タイヤがパンクして志半ばで脱落しました。
「いやぁーHIDEMIさん、秒で死にましたね。」
「彼、なんのためにあんなタイヤの太いマウンテンバイク乗ってたんでしょうね。」
ここで数分前の元気だった頃のHIDEMIさんの姿が回想される…。(一緒に箱根まで頑張りましょうね!!!!)
「あの針金、絶対自前だ。箱根に行きたくないための自作自演だと思いますが、彼の想い(襷)も箱根に届けましょう!!」
東京から神奈川県に抜けた時。(あ、この企画ヤバイやつや…。)誰もがそう思いました。箱根舐めてた。そして、選手達の足 is 速すぎィ…!
ともあれ、1区から2区へ襷が渡る鶴見に到着。
まだまだ余裕の表情。
恒例の自撮りタイム!
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自撮りとかアプリで加工とか、そんなことより湧がイケメン!もうそれでいいじゃないか!箱根行く必要ありますか?!
※別角度
「ここから次の戸塚までがかなりキツイっぽい。23km。」
でもね、もう行くしかないじゃないか。どんなにツライ道のりだって、1歩1歩を繰り返していけば振り返れば長い道のりになっているものだよ。
さあ行こう。湧、大丈夫だよね?!(振り返る)
大丈夫です…!
鼻血出てるーーーーーーーーーーーーーッ!!!!(大丈夫じゃねえ)
しかし、時間も押しているため先に進むことに。
(結局寄り道してチャリを正月仕様にデコる湧)
鶴見-戸塚間、本当につらかった。舐めてた。本当に舐めてた。駅伝選手の皆さんに全力で土下座したいレベル。
「湧〜!大丈夫か〜!?」(振り返る)
大丈夫でーーーーーすッ!!!!!
(大丈夫じゃねえ…!)
MTRLとして、こんな湧くんを掲載することはできない…。
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✨✨✨✨✨✨✨✨✨
これは
その後も長い長い道のりを走りついに戸塚中継所へ。
この時点で17:00
すでに日が暮れております。湧くんも感情を失った笑顔に。
レッツら自撮りタイム♪
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うむ。盛れてる!
ここから先は暗さと寒さとの戦いである。
……🚴
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もう、写りとかどうでもよくね? と思い始めた20:00過ぎ。
平塚に着く頃には太腿がパンパンで疲れも寒さもピーク!
湧くん、大丈夫かーーー?!(振り返る)
大丈夫でーーーーーーすッ!!!!!!!!
めっちゃバナナ食ってるーーーーーーーッ!!!(大丈夫そうだ)
しかし、ここから10kmほど進んだ二宮町で再び事件が起こる…。
!!!
ど、どうした?!
タイヤが…。
パンクしてるーーーーーーーーーーーーーッ!!!!
「朝、HIDEMIさんのパンクについて自作自演だって疑ったからバチが当たったのかもしれない…。」
いや、あれは完全に自作自演だと思うけど、とりあえずタイヤをどこかで直さないと…。しっかし、何もない!年末すぎて店も開いてないし、すでに22:00過ぎ…。
軽い絶望を感じはじめた時
MTRLライターの石川優太さんから近くの二宮駅まで空気入れグッズを持ってきてくれるという連絡が。
神かよ!
普段、記事に名前や顔は出していない石川さんですが、なんかこの日は本当に神対応だったので掲載しよう。
湧のタイヤが復活したこの瞬間、この日一番の感動! きっと、この旅のピークだ。
人は一人ではない。きっと誰かが、困った時は必ず助けてくれる。この空の下で、誰かと繋がっているものである。そんな気持ちにさせてくれたこの旅は、多くのものを与えてくれた。深夜の二宮町で人の有難みを噛み締める一行であった。
そんなこんなで、小田原に着きました。(0:00になりました)
夜中の田舎はすごい。星が本当に綺麗に見えるし、空気が澄んでいる。
さ、レッツら自撮りタイム♪
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オレンジの街灯の効果もあり爽やかなセルフィーに仕上がりました♪
ここまで、5つの中継所を巡ってきた一行。
往路約108kmのため除夜の鐘になぞって煩悩=1km換算で煩悩を消化してきたのですが、小田原を出て箱根に差し掛かる頃には暗闇と頭文字Dバリの暴走車が…。
てか煩悩消化率80%だし、もうよくね?カメラアプリのネタも尽きた! 見てよこの暗さ!ヘタレでいいよ!芦ノ湖のゴールはテレビで見るよ!!!!
(なにも写らない真っ暗な田舎道)
温泉でも行きましょう!(提案)
そんなわけで….
室町時代から北条家の城下町として栄え、東海道有数の宿場町として多くの人を迎えてきた小田原。美しい山々と幸豊かな海に恵まれたその街の駅前に、小田原お堀端 万葉の湯はあります。6階建てのゆったりとした空間には、万葉の湯ならではのおもてなしの三つの心をたっぷりと満たしました。すなわち、極上の湯、極上の味、極上のやすらぎ。歴史の街に生まれた新名所で、高級宿の精神を持つ温泉郷を心ゆくまでお楽しみください。
参照元:http://www.manyo.co.jp/odawara/
いやぁ〜最高っすね!
ほんと。労働後の露天は天国みたいだ。また来ようぜ。ロマンスカーで。
参照元:http://www.yomiuri.co.jp/sports/ekiden/2015/course/
結論:駅伝選手はすごすぎる!
Special THX:yutaishikawa