年末年始の暴飲暴食で体重が増加してしまった人。
新年は気持ちを切り替えてダイエットに励もう! と意気込んでいると思いますが、新年も年末と同様に様々なイベントが待ち受けていて、貴方のダイエット成功を阻もうとしてくるはずです。
お正月休み明けに待っているのは「新年会」。この年明け早々の暴飲暴食イベントで、忘年会と同様に体脂肪を増やしてしまう人が多いのです。この新年会という罠に引っかかってしまうと、年明け早々からダイエットに躓き、ダイエットモチベーションが急激に下がることでしょう。
そこで新年会をうまく乗りきるための方法をいくつか伝授します。
当たり前のことなのですが、「食べ過ぎない」、体重増加を抑えるためには、食べ過ぎを避けることが一番です。イベント毎が続いても、食べ過ぎなければ体重は増えません。ダイエットとは至ってシンプルです。
しかし、そんなことは分かっていても食べ過ぎてしまうのが人の性。どうしても食べ過ぎてしまう人は、このようなテクニックを使えば体重増加を抑えることができます。
糖質及び炭水化物を極力避けましょう。お米や麺類、ピザ、フライドポテトなど、所謂炭水化物系の料理を避けることによって、体脂肪の増加を極力減らすことができます。
炭水化物系の料理の代わりに、刺身や肉料理などのたんぱく質系料理、サラダや野菜スティックなどの食物繊維系料理を中心にオーダーすることをお勧めします。サラダのドレッシング等には少量の糖質が含まれていますが、そこは気にしないで大丈夫です。炭水化物は適度に摂取する限り特に問題はありません。あくまでも食べ過ぎてしまうのがいけない、ということを忘ないでください。
どうしても炭水化物を摂りたいのであれば、〆におにぎりやお茶漬けなどの「米もの」を一品だけ頼みましょう。ダイエット時の炭水化物摂取は米から摂る事を推奨します。パスタや、ラーメン、パンなどの小麦製品は避けるのが賢明です。小麦は食欲を増してしまう作用があるのと、小麦に含まれるグルテンというたんぱく質が体に有害とされているためです。
もし締めにデザートをどうしても食べたい場合は、米やパスタ等の炭水化物系料理は避けましょう。炭水化物系料理+デザートを食べてしまうと体脂肪増加を免れることはできません。
ハイボール、ウーロン杯、緑茶杯、ジャンミン杯、テキーラなどの蒸留酒と、糖質が含まれていない飲料で割ったお酒を選びましょう。
蒸留酒、または蒸留酒+糖質なし飲料のお酒は体脂肪を増やしません。ビールやワイン、シャンパン等の醸造酒や、カシスオレンジやカルアミルク等の糖質が使われているカクテルは体脂肪を増やしてしまうので避けるようにしましょう。どうしてもビールが飲みたい人は一杯だけならセーフですが、それ以上は極力避けるようにしましょう。
ちなみに人気の高いレモンサワーは注意が必要です。これは焼酎割りなので、お酒の部分は大丈夫なのですが、レモンの果汁には果糖という糖質が含まれているので、飲み過ぎは体脂肪を増やします。
また、安い居酒屋へ行くと、生のレモンサワーではなく、加工されたレモン汁(レモンシロップ)を使っている場合も多いので、注意してください。生レモンサワーとレモンサワーは別物です。また、余談ですが、ジョッキの中にレモンが皮ごと入っている場合は注意が必要です。果物の皮は農薬まみれなので気づかぬ内に大量の農薬を口径摂取している可能性大です。
料理の選択と、お酒の選び方で、飲み会時でも体重を増やさないことは可能です。でもいくら理屈を伝えても、いざお酒がまわってくると、ついつい食べ過ぎてしまうのがダイエッターの性。
やらかしてしまった場合は翌日の調整で、飲み会時の不摂生を挽回することができます。これがプチファスティング。
朝ご飯をコーヒーやフルーツに代替して、昨夜の食べ過ぎを調整してみてください。オススメはブラックコーヒーにココナッツオイルを大さじ1,2杯いれたもの。これは空腹を抑えてくれる効果が高く、お昼が過ぎても殆どお腹が空きません(個人差はあります)。コーヒーが苦手な人は紅茶や緑茶にココナッツオイルを加えたものでもOKです。
ココナッツオイルが手元にない場合はフルーツをひとつ食べるのでもいいのでしょう。ただこの場合、空腹を抑えられるのは2〜4時間くらいです。それでもほぼ一食抜くのと等しい行為なので、調整法として使ってみてください。
食欲というのは食べれば食べる程増してしまうもの。力士の食欲が常人よりも遥かに多いのは、常に食べるというトレーニングをしているからです。
クリスマス、忘年会、新年会という連鎖で、食べる量が増えてしまうと、自動的に食欲が増えてしまいます。早い段階で歯止めを効かせないと、食欲を抑えられずどんどん太っていってしまうので注意して下さいね。
猪瀬悠希(いのせ ゆうき)
高校を卒業後、単身でイギリスへ留学。イギリスの大学で「スポーツ&コーチング科学」を学び、運動だけでなく「コーチング」という運動に対する心理学も専攻。運動とメンタルの関わりを追求する。
帰国後、海外での経験を生かし、パーソナルトレーナーとして活動を開始。全国に店舗を構える小顔矯正サロンQpu(キュープ)代表取締役社長として、女優、モデルたちの小顔を作り、スタイル作りをサポートしている。元サッカーブラジル代表選手専属オレーナー。
著書に『簡単に痩せるのに、なぜファスティングをしないのですか?』(宝島社)がある。またTwitterでは、ダイエットに関する正しい情報を発信し話題を呼んでいる。
Twitter
https://twitter.com/ukinose
ブログ
http://lineblog.me/ukinose/
小顔矯正サロンQpu
http://qpu.jp
Qpuメンズ専門店
http://qpu.jp/mens-qpu/