MTRLモデルが読んでいる本・みんなにオススメしたい面白かった本を紹介! 一見チャラチャラしてそうで、漫画以外の本を読まなそうなモデルたち。そんな彼らの読書男子的な側面は果たして…。
僕が紹介するのは『夜は短し歩けよ乙女』です! 内容を簡単に説明するとダメ人間って感じの主人公「先輩」が後輩の「黒髪の乙女」に想いを寄せていてどうにかして近づこうとしている様子を先輩と乙女二人の視点から進んでく話です。ただの恋愛小説じゃなくていい意味でくだらない要素が沢山詰まった恋愛小説で読んでて凄く面白かったです! 実は今年の4月に映画化されていて映画を観に行く前に原作を読もうと思い買ったのですが結局映画は観ていません(笑)。
有川浩さんの「塩の街」という本が面白かったです。自衛隊3部作といわれる中の1作目でこの話は陸上自衛隊の物語になりますが、そう聞くとSFっぽい?と思われがちですが、がっつり恋愛要素もあって涙腺がやられるので男性も女性も楽しめる本だと思います!
今、読んでいるのは「余命10年」。
20歳の少女が”余命10年でどう生きるか”というテーマで始まる小説。
何を選び、何を捨てるのか、同じ状況に直面した時自分がどう生きるだろうかと考えさせられます。著者は病の中書き上げ刊行を前に、若くして亡くなっているため描写がリアルで長編小説が苦手な方でも読みやすくなってます。作品自体フィクションではありますが、著者とリンクしてとても胸にくるものがありました。
重いテーマとともに悲しいラブストーリーを描いており、ぜひ同年代の人達に読んでいただきたいです!
はあちゅうさんの小説「通りすがりのあなた」です。どれも、あっという間に読めてしまう短編で、リラックスできて、心地よく読めました。さらっと読めるので、忙しい人にもおすすめです。そして、すこし疲れた人にもオススメ! 時間があるときに何気なく読めてしまう暖かい気持ちになれる作品です!
お気に入りの一冊は、歌野晶午さんの『葉桜の季節に君を想うということ』です!
よく耳にする「ラストにこのタイトルの意味が分かる!」みたいな作品名ですが、この恋愛ミステリーは一味違います。気持ちいいくらいに男の本音が描かれていて、中学生の男子が読んでも、父親世代が読んでも必ず共感できるポイントが見つかる、癖になる一冊です!
夏目漱石さんの『夢十夜』です。お札の絵にもなったあの人です。この作品は『夢』関連の話なのですが、読む人によって色々な解釈ができる話や、決定的な言葉を用いていないのに、読んだ人のほとんどが同じ様なシーンを感じ取れる様な文章になっていて素直にすごい。
少し難しいところもありますが、読めば読むほど考え方や想像が広がっていく作品で、日本語って深いなぁって思えました。
奇妙なシーンがあるかもしれませんが気にしたらダメです。『夢』ですから(笑)。
『神の子どもたちはみな踊る』です。この本を含め、今までに村上春樹さんの本を何冊か読んできましたが、今回この作品を読んで更に春樹さんの独特な世界観に惹かれました。
本作品は、6つの短編が収められており、全て阪神淡路大震災後の物語が様々な角度から取り上げられています。その中でも『蜂蜜パイ』はとても印象的です。簡単に要約すると学生時代のいざこざ?三角関係が解決してハッピーエンドになる話(村上春樹さんの作品としてハッピーエンドは珍しい?)なのですが、言葉で言い表せないほどの良さがあり、最近だいぶ病んでいた僕の心が温められました(笑)。
この本を高校一年生の春に読んだ時に初めて本に匂いを感じました。
作者の吉田篤弘さんのレトリックが素敵でストーリーを追いかけるのではなく感じることができる不思議な本だと思います。
またこの本はシリーズものになっているのでこの「つむじ風食堂の夜」の他に「それからスープのことばかり考えて暮らした」、「レインコートを着た犬」も合わせて読むとより本の深みに触れられると思います。
この本は映画にもなっているので本を読むのが苦手な方は映画を見てみてはいかがでしょうか?
僕がお勧めする本は夏目漱石の「こころ」です。多分高校生は一度は読んだことがあるのではないでしょうか? 僕も高校生の頃に「こころ」の一部分が教科書に載っていて読みました。その時の宿題として小説を買って全文を読む必要があり、この本と出会いました。
高校生の頃に読んだ際は難しい言葉や難しい表現ばかりでよくわからなかったのですが、最近になって改めて読むと面白いということに気がつきました。この作品は具体的な名前は出ずに「私」という主人公を中心に、「私」と「先生」や「私」と「父親」、「私」と「K」という人間関係で展開していきます。なにより一番気に入ってるのは、最後のオチです。いろいろな想像をできるような終わり方になっていて読むたびに新しい発見ができて、とても面白い作品です。
僕が最近読んでいるのは、堀江貴文さんの『本音で生きる』です。本音で生きるということは言い訳をしないこと。この本を読み、思い立ったらすぐに行動することの大切さを学びました。写真は学校でみんなに見られながら撮りました (学ラン)!
モデルのみんなはもっと偏差値低めな本を読んでいるのかと思いきや、オススメコメントを見て読みたくなる作品ばかり…! なんだか、良い意味でギャップです。読書の秋は、もう終わりかけですが、冬休みに読む一冊を見つけてみては?