こんにちは、インフルエンサーの妹尾ユウカです。
え? 巨乳以外の唐突な肩書きにビックリした? 年中おっぱいのことばかり考えている人は「インフルエンサー」と聞いても、年に1回流行る強めの風邪という認識かと思いますが、全然違います。
最近では、乃木坂46の楽曲タイトルに使用されたり、TwitterやInstagramなどのSNSでも目にする機会が多くなった「インフルエンサー」について、インフルエンサー妹尾として思うことをお話したいと思います。正直、イライラしてます。
インフルエンサーとは、ザックリ言うとSNS上での存在や投稿内容が世間に対して影響力があり、人の購買意思決定においても影響力のある人のこと。そして、インフルエンサーマーケティングとは、このインフルエンサーにお金や商品を渡し、PRして欲しい商品やお店、サービスなどをSNSで宣伝してもらうことです。「 #時計いただきました」とかインスタとかでよく見ません? アレです。
聞くと綺麗に成り立っているシステムに聞こえるけれど、実態はクソ。
一説によると、インフルエンサーの基準はザックリとフォロワー10,000人以上と言われているのですが、実際フォロワー10,000人なんて胡散臭いネズミ講アカウントでも獲得できるフォロワー数だし、インフルエンサーマーケティングにおいても、そんな三流一般人を1人使うぐらいなら、そこらへんの友達1,000人以上フォロワーがいる女子大生を10人使った方が絶対に効果があるのに。
インフルエンサーマーケティングを過信している老害はインフルエンサーに無駄金を払い続けている。まあ、インフルエンサーの私からすると有難い老害なんですけどね。 いつもどうも。
私は現在インフルエンサーとしても仕事をしているので、こう言い切るのは自分の首を絞めるだけなのですが、属性を無視してリーチ数だけを見ているインフルエンサーマーケティングには、ほぼ効果がないと思っています。
前述したように、インフルエンサーさえ起用すれば宣伝効果抜群! と信じてやまない老害様が沢山いるので、インフルエンサーは毎日のようにお金や商品、その両方を貰っては #PRを付けて宣伝ツイートをしています(#PRさえつけない人もいるけど)。普段の生活スタイルに合っていないものや、宣伝丸出しなものまで。
ちなみに以前、私に男性用のワックスの宣伝依頼がきたことがありますが、金だけ貰って雑な仕事する代理店に限ってクライアントの商材と起用するインフルエンサーの適性も考えていないんですかね。他のインフルエンサーで「このカラコン目が大きくみえる!」と宣伝しているアホを見てさすがに驚いた。カラコンってのはどれも目が大きくみえるもの。バカ丸出し。今はアプリのフィルターでいくらでも顔は変えられる。ブスは隠す時代だし、目は勝手にデカくなる。
そんな投稿を毎日みている消費者にも、そろそろ疑問符が頭に浮かぶ頃。脈略もない人たちが一斉に同じ定型文で同じ商品をSNSに投稿して「これは」と思わない方が変。
こんなことが繰り返されたら、インフルエンサーに対しての信頼が失われる日も近い。一番怖いと思うことは、悪い歴史を繰り返さないかということ。労力もなく簡単に稼げてしまうから目先のお金のために先行投資でフォロワー買ってリピートのこないインフルエンサー案件をさばく女の子。案件と投稿が追いつかなくなったら、使ってもいない健康食品を「良い」って言って宣伝するんじゃない? それを飲むのって、アナタのことを支持しているファンなんですよ。
ついでに、これは悪口だけどインフルエンサーを”職業”にしている人は基本的に調子こいててサムい。「ここの化粧品発売前にレセプションで貰った〜♡」とか「ultraのチケットって定価だと高いんだね〜! 私?フリーで入ったよ〜」など、いちいち会話にマウンティングをはさんでくる。大遅刻したレセプションパーティーで10分も滞在せずに「楽しかった」とか投稿してんじゃねえよ!
一般人に毛が生えた程度のブスがブランドのレセプションパーティーで有名人を気取っている姿、SNSの写真とあまりに違いすぎて呼んだPR会社の人も気がつけてないわい。あれ、また私ブーメラン投げちゃった?
インフルエンサーの本質が問われる時代です。
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