みなさま、正月太りは解消できましたでしょうか。どうも、数学のお兄さんです。今週末はセンター試験です!受験生のみなさま、応援しています!
前回『センター試験が恋愛に役立つ?数学のお兄さんが解説してみた〜センター数学ⅠA編』にて「センター試験の数学から学ぶ恋愛テクニック」の話をしました。今回の記事はセンター数学ⅡB編です!
え、何言ってるの…って思うかもしれませんが、まさにセンター試験直前のあなたは受験勉強の気休めに、そして、そうでない人は「ああ、こんな数学あったなぁ」と思いながら読んでみてください。
それでは、「センター数学ⅡB編」をどうぞ!
まずは、三角関数の話です。三角関数は三角形の角度と辺の関係をもとにつくられる関数で、「サイン・コサイン・タンジェント」という用語が出てくる単元です。地図、建築、天文をはじめとした様々な分野で活躍している(細かい話は省略します)この三角関数が、どう恋愛に役立つのでしょうか。
今回は「サイン」の曲線に注目します。「サイン」のグラフは下記のようになります。
このサインカーブには「周期」があり、「プラスの期間とマイナスの期間」があるというのがポイントです。異性の気持ちの浮き沈みはここまでキレイな曲線は描きませんが、「気持ちの上り下がり」と「気持ちの周期」は存在します。相手の気持ちが下がっている時に悩み相談乗ったり励ましたりするのはもちろん大切ですが、周期を捉えて無理に励まそうとしない事が時には重要だったりするのです。
この三角関数は、センター数学では毎年出題されている、必須勉強単元です!
続いて、微分積分のお話を。ざっくりというと、微分は“ある曲線の形を捉えるため曲線の傾きを求める”のに必要な分野、そして積分は“ある曲線によって作られる領域の面積を求める”事が出来る分野です。
この微分と積分の話が、恋と愛の違いを表す事に僕は気づいてしまいました!
まずは微分の図からですが、デートしているときやプレゼントをあげたりもらったりしている時は気持ちの傾きがプラス(水色の直線)になっているのが分かると思います。
でも、大ゲンカした時には傾きがマイナスになっています。ケンカしてすぐ別れてしまうパターンは、この傾きのプラスマイナスだけで恋愛をしている人という事です。一瞬で盛り上がったり冷めたりするもの、まさに「恋」が「微分」そのものなのではないでしょうか。
一方、積分の図を見ると、赤で塗った箇所のように時間が経てば経つほど面積は大きくなっていきます。たとえ、ケンカをしても、お互い無視しても…減る事はありません。嫌な事があっても無くならないのが「愛」なのではないでしょうか?「恋は微分、愛は積分」そう覚えましょう。
三角関数同様、微分積分もセンター数学で毎年出題される重要な単元です!
さて、前回から4つの単元について恋愛と絡めつつ数学のお話をしました。
最後に、このコラムを読んでちょっとでも「数学って面白いかも」と思ってくれたのであれば、僕としては本望です。「ちょっと面白いかも」と思う事が、数学を好きになり、そして数学が得意になっていくきっかけになるはずです!
そして恋愛も同じです!恋愛について考える事がちょっとでも面白いと思えたのであれば、ぜひ、もっと恋愛にも積極的になってみてください。
それでは、受験生の方は最後まで頑張ってくださいね!
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数学を変わった切り口で研究してます。
日常に科学を、人生にワクワクををテーマに理系企画プロデューサーとしてイベント、ライター等運営。
サイエンスコラボレーションカフェ主宰。
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