あけましておめでとうございます!MTRLではお久しぶり、数学のお兄さんです。
1月といえば、そう、受験生にとって大きなイベント「センター試験」です!今年(2020年)は1月18日、19日に実施されるとのことで、残り数日となりましたね。
今回はこのセンター試験にちなんで、「センター試験の数学から学ぶ恋愛テクニック」の話をします!「え、何言ってるの…」って思うかもしれませんが、まさにセンター試験直前のあなたは受験勉強の気休めに、そして、そうでない人は「ああ、こんな数学あったなぁ」と思いながら読んでみてください!
まず、今回は「センター数学ⅠA編」です!
まずは、集合の話。集合で使われる「AかつB」や「AまたはB」みたいな「かつ」「または」という表現があります。簡単に言うと、「かつ」はお互いの共通部分、「または」はどちらか片方でも含まれる部分の事を指します。
この「または」のような思考が恋愛で長続きさせるコツだと知ってましたか?
例えば、1組のカップルがいて、彼らの価値観を並べるとこうなるとしましょう。
男={デートは近場がいい、ご飯は肉がいい、夏が好き、J-popが好き、夜ふかしが好き、犬より猫派}
女={デートは遠出したい、ベジタリアン、夏が好き、 洋楽が好き、早寝早起きが好き、猫より犬派}
もし、このカップルが「同じ価値観しか認め合わない男女同士」だとしたら、残念な事に「夏が好き」しか合いません。夏しか会えないカップルなんて、カップルとは言えないですね!
“共通の話題が多い相手を見つける”というのも一つの解決方法ではありますが、先ほど紹介した集合の「または」思考を使ってみましょう。すると、なんと相手の好きな事にも興味を持つことができ、楽しみがぐっと増えるのです!先ほどのカップルの場合、J-popと洋楽の両方を楽しめるカップルになるわけで…これは素晴らしいですよね!
ちなみに集合は、センター数学では2013年から4年連続で出題されてる、頻出単元ですよ!
続いて、確率のお話です。最近テレビやニュースなどでも紹介されて少し有名になっている、この「37%」の話。結婚問題、秘書問題という名前がついている数学好きの人達の中ではよく知られているお話なのです。
たとえば、生涯20人と付き合えると仮定します。はじめの7人とは別れてOKです。しかし、8人目からは「過去付き合った人の中で一番良い相手だ」と思えたらプロポーズして結婚しましょう。その相手が、最も理想の相手である確率が一番高いのです!不思議ですね。
もちろん確率の問題はセンター試験で頻出の単元。昨年は出題されませんでしたが、毎年ほぼ出題されてる単元ですね!
まだまだある、センター数学と恋愛の話。「組み合わせ」や「命題」など数学ⅠAでまだまだ恋愛に使える単元はありますが、今回はこの辺りで。
次週、センター数学ⅡB編でも恋愛に活かせるセンター数学の話をご紹介しますので、受験生の皆様は受験勉強しながら楽しみに待っていてください!
それでは!
数学を変わった切り口で研究してます。
日常に科学を、人生にワクワクををテーマに理系企画プロデューサーとしてイベント、ライター等運営。
サイエンスコラボレーションカフェ主宰。
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