【自宅で簡単メンテナンス】冬アウターを長持ちさせる手入れ法まとめ
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冬の必須アイテムといえば、コートやダウンジャケットなどのアウター類。
直接肌に触れるわけではないので、匂いや汚れなど気にしている方はあまりいないかもしれませんが、実は気付かないうちにチリやホコリで汚れているんです。
まだまだこれからが冬本番ですし、アウターもそこそこ値段が張るものなので、アイテムを長く着るためにせっかくなら年末のタイミングで1回お手入れをしてみてはどうでしょうか。
なんだか難しそうに感じますが、意外と自宅でも簡単にできるアウター類の手入れ方法を種類別で紹介します。
ウール素材(チェスターコート、ダッフルコートなど)
ウール素材は、人間の髪の毛と同じ構造なので、普段、髪をとかすようにアウターもブラッシングしましょう。そうすることで、ウール本来の質感を取り戻すことができます。頻度は、外から帰って来たら毎回行なうのが好ましいです。
1 台所用スポンジで汚れをこすり取る
スポンジのザラザラしていない面を使い、汚れた部分を優しく撫でるようにこすります。
強くこすりすぎると、生地を傷めてしまうことがあるので要注意。
2 ブラッシングする
ウール用ブラシ
髪をとかすように毛流れに沿ってブラッシングしていきます。ブラシは、静電気が起こりにくいウール用(馬毛や豚毛)のものを選びましょう。
ナイロン(MA-1、ダウンなど)
ナイロン素材は、他のアウターに比べてシワになりにくく、乾きやすいため比較的手入れが簡単です。
ただ、油汚れは落ちにくいので普段から気をつけておきましょう。
1 中性洗剤でつけ洗いする
中綿の入っていないナイロン素材のものは、手洗いが可能です。30度以下のぬるま湯に20〜30分ほどつけ置きします。
2 影干しをする
ナイロン素材は、熱に弱くアイロンなどで熱してしまうと、表面の加工が溶けてしまう恐れがあります。もともと乾きやすいため、あまり時間がかからずに乾かせます。
レザー素材(ライダース、スタジャン等の袖など)
レザーは、水を吸ってしまうと形状が変化してしまうので雨や水による汚れには充分な注意が必要です。
1 乾いた布でふき取る
汚れが表面についている場合は、素早く乾いた柔らかめの布で拭き取りましょう。布がない場合は、きめの細かいタオルでも代用できます。乾拭きでも落ちない場合は、ぬるま湯に布を浸して、しっかりと絞ってから汚れを拭き取ります。
2 陰干しをする
ドライヤーや直射日光は、ダメージの原因になるので、ナイロン素材と同様に陰干しで乾かしていきます。
防水スプレー
乾かした後は、防水スプレーや保革油などをぬっておくことで、表面がコーティングされ、汚れがつきにくくなります。
コーデュロイ
パイル生地の表面に毛羽を立てたコーデュロイ。摩擦に弱く、負荷をかけてしまうとパイルが抜けてしまうこともあります。
1 ブラッシングをする
コーデュロイ用ブラシ
柔らかいブラシで毛流れに沿って毛並みを整えていきます。
ブラッシングでも取れないホコリ等は、粘着性を弱くしたガムテープなどで取りましょう。
2 表記に従って洗濯をする
洗濯後は、スチームアイロンまたは服の裏側から軽くアイロンを当てます。直接アイロンをあててしまうとパイルが壊れる恐れがあるので注意が必要です。
スエード
スエードの特徴は、何と言っても長い毛足。ホコリや汚れを溜まったままにしていると、薄汚れた見た目になってしまいます。
1 ブラッシングをする
スエード用ブラシ
ブラッシングをする際は、天然ゴム製のブラシを使用しましょう。ナイロンブラシなどでブラッシングしてしまうと、かえってダメージの原因になってしまいます。
2 クリーナーで汚れを落とす
スエード用の消しゴムを使って汚れを落としていきます。それでも落ちない場合は、
ベロアボーイ
ベロアボーイというスエード専用のクリーナーで、裏側からたたくようにして汚れを浮かし、湿っているうちに乾いた布などで拭き取ります。
その後はジャケット用ハンガーにかけ型崩れしないようにしましょう。
まとめ
クリーニングに出せば済む話ですが、頻繁に利用するのは金銭的にも現実的ではありませんよね。
ブラシは、それほど高いものではないので、一本持っておいて損はないと思います。
どれも簡単なものばかりなので、衣替えシーズンにクリーニングに出すまでの応急処置として覚えておきましょう。