突然のAPI制限により、使い勝手が悪くなってきているTwitter。そんな中、新しいSNSとして注目を浴びているのが、Threads(スレッズ)です。「Instagramをベースにした文字によるコミュニケーションを目的としたアプリ」という触れ込みですが、一体どんなアプリなのか、登録方法や使い方を紹介します!
(※情報は7月6日時点のものです。アップデート状況により、変更が起きる可能性があります。)
FacebookやInstagramを運営するMeta社がリリースした新しいSNS、Threads。日本では7月6日にリリースされました。
・iOS版:https://apps.apple.com/jp/app/threads-an-instagram-app/id6446901002
・Android版:https://play.google.com/store/apps/details?id=com.instagram.barcelona
登録・利用は無料。アプリDL後、新規アカウント作成かInstagramとのアカウント連携が選べます。
新規アカウント作成の場合、メールアドレスと携帯番号を入力。Instagramのアカウントと連携をする場合、Instagramへのログインだけでアカウント登録が可能です。
Instagramとアカウントを連携した場合、アカウント名やプロフィールは引き継がれます。ただし、プロフィールはThreads上でも変更可能ですが、アカウント名はThreads上では変えられません。
また、フォロー/フォロワーもInstagramから引き継がれるため、Instagramでフォロー中のアカウントがThreadsを始めると、Threadsでも自動でフォローする仕組みになっていました(※設定により変更できます)。
TLは文字がベースの投稿で、Twitterにかなり似ています。投稿のことは「スレッド」と呼び、1つのスレッドに書けるのは500文字まで、写真は10枚まで縦画像も横画像も載せることが可能です。Twitterでは有料版のみできていたことが、Threadsでは無料でできるようになります。
スレッドには、いいね・返信・再投稿・引用・シェアボタンがあり、こちらもTwitterとほぼ変わりません。
また、スレッドはその名の通り、掲示板のように自由に返信を書き込んでOKな雰囲気です。
もちろん、返信できる人を「全員」「フォロー中のみ」「誰も許可しない」で設定できるで、知らない人から絡まれたくない場合は設定必須です。
その他、プロフィールの公開・非公開、アカウントのミュート・ブロッグ、非表示ワードも設定できます。プライバシー設定はTwitterとほぼ変わらない模様です。
自分のTLにはフォロー中の人だけではなく、「おすすめ」の投稿も流れてくる仕様です。逆にフォローした友達のスレッドはプロフィールまで飛ばないと見つけづらく、その点は、TikTokに似ているかもしれません。
では、「Instagramをベースにした文字によるコミュニケーションを目的としたアプリ」とはどういうことなのか。Instagramと連携することのメリットや、双方の似ている点をまとめます。
①Instagramのアカウントで登録可能
いちいちアカウントを新規作成する必要がないのは、登録障壁をグッと下げると感じました。
②Instagramのフォロー・フォロワーが自動で紐付けされる
Instagramでのフォローがアカウントを登録すると勝手に追加してくるので、いちいち友達を見つけなく良いのはラクです。ただ、逆に言うとInstagramでの人間関係に疲れている人は厄介に感じるかも!?(※設定により自動追加の無効化も可能です)
③スレッドをInstagramのフィードとストーリーに共有できる
他人のスレッドも自分のスレッドも、Instagramで共有可能です。
筆者は自分の投稿をストーリーに共有したところ、Threadsにアカウント登録をした友達が増えました。このように、最初のうちはアプリの存在を広めるに留まりそうな機能です。ちなみに、Instagramの投稿をThreadsにシェアすることは今の段階ではできません。
④プロフィールのデザインが似ている
アイコンの位置が右に移動しただけで、ほぼInstagramのプロフィール画面と変わりません。慣れ親しんでいる見た目なので、操作はすぐに把握できました。
Threads のメリットは、Instagramでは投稿しづらい自分語りがしやすくなることと、Instagramはつながっているけど、あまり仲良くない人のことも深く知ることができそう点です。
また、TLの作りがTwitterにかなり似ているので、TwitterのAPI制限にうんざりしている方はThreadsに移行しても良いかもしれません。
あとは、講義の内容やゼミの連絡事項など、友達複数人でちょっとした情報共有をしたい場合、ストーリーでThreadsのリンクを貼り、スレッド上で情報交換する……といった使い方もできそうです。プライベートなことはDM、オープンな情報はThreadsという棲み分けが進む予感がします。Instagramの一つの機能として使うと便利かもしれません。
他にも、これまでInstagramに文字をびっしり書き込む病みストーリーをアップしていた人は、今後Threadsに書き込むようになるのかも。500文字もたっぷりと語れるので!
まだまだ運用が始まったばかりの最新SNS。Instagramの拡張機能として、まずは登録してみては?
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