スマートフォンの普及やSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)の流行に沿い、インターネットが私たちの生活のすぐ隣に位置するようになりました。平成25年度末には、利用者及び普及率が82.58%※を記録したといわれています。※総務省HPより
それに伴い、昨今炎上をきっかけとするインターネット発の社会問題が様々なメディアを介して目立つようになりました。
例えジッとしていたとしても、夥しい数の掲示板サイトや、TwitterやFacebookをはじめとするSNSによる「世界中に向けて簡単に発信できるツール」が、意図せぬ形で私たちの目の前に現れます。欲しい情報もワンクリックでかき集められる時代ですね。
そんな、デジタルネイティヴ世代を生きる私たちに必要なものはなんだろうか。
ふと、そんなことを考えるようになりました。
ここ数年で、インターネットの活用を誤り、その責任・自覚を深刻に捉えていないが故に、大事故を起こしてしまった若者が続出していますね。
マナーやモラルといったネットリテラシーが社会全体に浸透する間もなく、技術だけが進化していったその結果が現代の私たちを生み出しているのであれば、無理もないように思います。
今回は、そんなユーザーに向けて、予期せぬトラブルを未然に予防すべく炎上についての認識を改めてお話ししたいと思います。
ブログやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)内の日記は、別途設定をしない限り、誰でもコメント欄にメッセージを残すことができる。ブログ執筆者の言動に反応し、多数の閲覧者がコメントを集中的に寄せる状態を炎上と表現する。
(wikipediaより参照)
主に、ブログやSNSなど個人が特定できる発信媒体がきっかけとなっていることが分かります。
「火のないところに煙は立たぬ」と同様で、燃料のないところには火はおきません。
つまり、なんらかの理由・発言が燃料となり、誰かが着火(拡散)することが炎上の原因とされるのではないでしょうか。
さらに、一度火が着くと、あっという間に誹謗中傷・批判の嵐が巻き起こるのです。
これを炎上と定義しています。
ではどうして火がおきるのか、誰が火をおこすのか考えてみましょう。
炎上の原因として、
・インフルエンサー(発信力のある人)の特定個人に対する批判・誹謗中傷
・未成年の飲酒、喫煙
・勤務先での度が過ぎたいたずら
・その他法に触れる出来事
が挙げられます。
主に犯罪のアピールや特定個人の批判・誹謗中傷が原因となって炎上していることが分かりますね
特に若い子にこの手の失敗事例が多く「好奇心でやってみたかったこと」が燃料になっています
その他、炎上はしなくとも著作権や肖像権、プライバシーの侵害などによる事件事故が多発しているのが現状です。
ダメなことはダメ。犯罪は犯罪だ。と、有意義にネットを活用する人々にとってこういった”若気の至り”は迷惑でしかありません。
罪には罰をといった制裁精神が、ネット世界でも当たり前のように起きているのです。
インターネットを利用するにあたり、常何時も「明日は我が身」という言葉を忘れないようにしましょう。
「自分は大丈夫」と思って発言した内容は、本当に大丈夫なのでしょうか。
何百万、何千万という巨額な賠償を支払うことになる前に、今一度自分のネットリテラシーを見つめ直してみるきっかけになれば幸いです。
正しい知識と理解を元に、快適なインターネットライフを送りましょう!