結論から入ってしまったね。でも、これは、とても大切なことだからぜひ実践してほしい。
そもそも、自分に自信がなければ、人のためになることはできないからだ。結果として能力が磨かれるのさ。
年上に気に入られることも、確かに大事だ。
だからといって、いつも上に媚びへつらってるだけのヤツなんてダサいだろ?
きみのセンパイの目から見て、「コイツは数百人もの後輩に慕われてるのか…!」って感じだと一目置かれるものなわけよ。
仕事でいうと、そういう気質のヤツって取引先に出しても恥ずかしくないし、管理職につかせるイメージもわく。
そうだな、早いヤツなら高校2年生とか、タイミング逃したなら大学2年生くらいの段階で意識しておいたほうがいいんじゃないかな?
メシを食わせる。
相談に乗る。
やっかいごとを片付けてやる。
物事を丁寧に説明してやる。
人を紹介してやる。
甘やかされているやつには厳しく接する。
面白いこと、新しいことを見せて聞かせる。
結果として、あのセンパイのためならなんでもできる!くらいに思ってもらえたら冥利につきるわけだけど、別にリターンを期待しちゃいけない。マインドとしては、コイツのためならなんでもしてやらなきゃ、くらいに思っておいたほうがいい。
要求していいのは、「お前の後輩にはオレなんかよりもよく接してやれよ」の一言だけだ。
見返りを求める善行なんて、底が浅いし分かる人には分かる、そして続かない。
とはいえ、まあ年下のやつらってとにかく常識がないしメチャクチャだし世話やくのも大変なんだけどね。金もかかる。
あと、僕の話だと、何年か前に飲んでるうち仲良くなったやつがいたんだけど、
「女の子と出会いが無いんス…」
って相談されたんだよね。
僕もちょうど狙ってる子いたし、それならってことでその子に合コン組んでもらったんだ。「飲もうよ〜!友達にいい子紹介してやってよ^^」てな具合にね。
そしたらなんと彼、うまくいっちゃったんだよね!
僕が狙ってた子とね。
縁? 切ったよ。
いま思い出しても死にたい。
■アーカイブ
【野口卓也 連載】黒歴史のつくりかた vol.1:https://mtrl.tokyo/column/1671
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【野口卓也 連載】黒歴史のつくりかた vol.3:https://mtrl.tokyo/column/3557
【野口卓也 連載】黒歴史のつくりかた vol.4:https://mtrl.tokyo/column/3873
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【野口卓也 連載】黒歴史のつくりかた vol.8:https://mtrl.tokyo/column/7381
【野口卓也 連載】黒歴史のつくりかた vol.9:https://mtrl.tokyo/column/8110
【野口卓也 連載】黒歴史のつくりかた vol.10 最終回:https://mtrl.tokyo/column/8110
■ライタープロフィール
世界一の男性美容会社へ。
1989年2月20日、東京生まれ仙台育ち。慶應義塾大学環境情報学部中退。ITベンチャー、飲食店の創業を経てすべて円満に退職し、化粧品事業に専念。2013年4月2日、BULK HOMMEをスタート。
twitter : https://twitter.com/nogutaku