【木村直人連載vol.5】yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫！

03 July 2015 （更新日: 28 August 2015）

アラフォーです。

白髪に悩んでます。

僕の白髪の処理法は「根元から切る事」

定期的に美容師免許を持つ妻に切ってもらってますが、嫌がられてしかいませんし、切り終わった白髪を見せられて人生辛いです。

ま、どうでもいいですね。

【木村直人連載vol.4】yoッ！俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫！ | MTRL

https://mtrl.tokyo/column/5460

(前回まで)

さて、続きですね。

「就職が決まった後のその後の僕」

……………。

……………………。

と、特になんもねぇえええええ…

そうなんですよ。

ホント特に何もない。

ただ淡々と過ごしていました。

ここはもう飛ばしておきましょう。

中身ない系人間代表キャラでした。

そして「第二国際文化理容美容専門学校(現国分寺校)を卒業！

これは…

違うコラムで見たことあるかもしれませんが随分意識が高いです。

今見ると恥ずかしい。赤面しています。

後から知る話になるのだが…

◆at’LAV◆ – ヘアサロンアットラブ｜原宿/表参道の美容室

http://at-lav.com/m/

同級生には「at’LAV の冨山倫宏氏」なんかもいて、後に78年世代パワー爆発なんかも歴史上残ることになると思うのですが、これはまた後に語る事にしましょう。

ついに社会人！シャバ僧でした。

そして迎える社会人になる日。

入社式というかサロン内での社長による…

「ブラッシュアップ」

というマインドを伝える月一の恒例行事に始まり、その後、新人研修。

思い出に残っているのはその当時、先輩であったカラーリストの「小林さん」て方がいて、カラー剤の成分などを講義してくれていたのですが、その人が可愛い人だったんですよね。

んで。違う先輩に「誰か先輩で可愛い人いた？」と聞かれて「あー。小林さん可愛いっすねー。」って答えたら、その先輩が付き合ってやがったんですよ。ガッデム！！！

今はお二人共幸せに暮らされているようです。ナンマンダブ。

後は…

一個上の先輩。

ものすごい態度デカめな先輩だったので思わずもっと上の先輩なのかな〜。と思っていたのですが…

なんと、二年目だった…

かなり驚きましたよね。大物感がハンパなかったです。

（´-`）.｡oO……

………

そんな幕開けでした。

まず考えた事。

当時の先輩達のキラキラ感がハンパなく、先輩と遊んでもらいたかった。という事しか考えておらず、とにかく同期みんな上の人と絡んでいた。

今ではあまり考えられないかもしれないが、「とにかく先輩と絡む」というのは現代の子達にもオススメしたい。

遊びもオシャレも上手で本当にカッコ良かった。

中には、遊ぶ方の為に生活を切り詰め毎日「パンの耳」をかじって過ごしている人もいた。

生い立ちを聞くと裕福な家庭に育たれたそうでしたが、そういった所にすがるのは嫌だったのだろう。

今思うとそういう「男っぽい人」が沢山いた。

（´-`）.｡oO……

……

そんな中で学びをスタートさせる事になるわけなんだが、今回のオチはここにある。

「今どきの子は」なんて言うけど実際いつの時代も変わんないし、辞める奴は辞める。

そう。

24/1000

で合格してきた人はどうなった？

て、いう所なんだが、2日、3日過ごした頃にはもう誰かいなくなっていた様な気がする。

そして月を経るごとにどんどん辞める。

1年経つ頃には「24人中の半分くらいは辞めていた」という状態だった。

今では「ゆとり世代」なんて揶揄される事もあるようだが、別に17年前も何も変わらない。

いつだって、「やる奴はやるし、辞める奴は辞める」のだ。

そういう事。

だから今現在「ゆとりだよねぇ。」なんて言われても気にしなくていい。

僕らの世代も何ら変わらない。

「過去を美化して語る大人なんてぶっ飛ばしちまえよ。」

言葉は汚いかもしれないけど本当にそう思う。

過去を美化して語る人は多い。

実際そうだった事もあるだろうが、それはそれ、これはこれ。

現代に当てはまる事ばかりじゃない。

むしろそういった悔しさを活かしてイノベーションしてくれるのが望ましい。

一つ言える事が…

「僕もそんなできた子ではなかった」

という事。

ただ続けてきただけなんだよね。

ひたむきに続けた。

むしろ、辞めようと思った事がなかったのはそういった今も絡んでもらえる様な先輩達に出会えたからなのかもしれない。

そういった意味ではラッキーな人生だったと心から振り返れる。

そんなこんなでだからこそ言える…

「yoッ!俺だってこんなんだったんだからお前ら絶対大丈夫！」

また来週。

■ライタープロフィール■

木村直人
ヘアスタイルスキルにおいては語るに及ばず、常に先を走る日本のトップクリエイターの1人。「上質、洗練」をテーマにし、グラデーションカラーに代表される様に斬新な価値観で世の中にトレンドを発信し続けてきたオールラウンドプレイヤー。

情報発信者としても高いスキルを誇り、常に精度の高い情報を提供し続けている。

主宰するオンラインサロン「マルチバース」においては開始2日で400名の会員を動員。LINEスタンプディレクション、美容メディア構築など、美容師の仕事だけにとどまらない活動を通じて社会に対しての貢献を成している。

芸能人顧客多数、雑誌などでも目にしない事はない程にサロンでもサロン外でも精力的な活動を行っている。
【著書ハラドキヘアスタイルブック(三栄書房)】はAmazonビューティーランキング第1位を獲得。

Web:http://naotokimura.tokyo