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【第3回】MTRLライターのピンク日記 〜あの夏にした恋の名前を私はまだ知らない〜

【第3回】MTRLライターのピンク日記 〜あの夏にした恋の名前を私はまだ知らない〜

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こんにちは。MTRLライターのM♀です。
前回前々回と私の赤裸々な性体験をお話してきました。

そろそろ「もうそういうのお腹いっぱいだわ……」と思っている方も多いですよね。

なので今回は、そんな私が性に目覚める少し前……初恋の話をしようと思います。

火薬の香りと彼の匂いが忘れられない、夏の日のこと

私が中学1年生の時の淡い思い出。

その同じクラスに彼氏がいたんだけど、中学生の付き合ってるなんてせいぜい一緒に帰る程度。

それ以上も以下も何もなくて、でもそれ以上に付き合ってるっていう事実が嬉しい年ごろで…。

夏休みに入る前クラスはもう休みの遊びの計画の話題で持ち切り。

学年の派手なカップルは二人で花火大会に行くなど話してる。

「私も彼氏と一緒に花火大会行きたいなぁ…」なあんて思っても、「部活のメンバーでもう行く約束してるかも」「クラスのいつめんで行く約束してるかも」って断られるのがこわくて誘えやしない。

そんなかんじでうだうだしてたらいつのまにかクラスのいつも一緒にいる親友がうちらのグループと彼氏のグループ4:4で花火大会にいく計画を立てていてくれた。

もうめっちゃうれしかったよね。

やったー彼氏と花火大会いけるって!片思いかよくらいの盛り上がりよう(笑)

テストも終わって花火大会当日。結局恥ずかしくて浴衣は着ていかなかった。

みんなで花火みて、ふざけ合って帰りは手持ち花火みんなでしようってなったの。

花火もおわりかけのとき二人でチョコバナナ買いにいってくるってなって、戻ったらお決まりのみんないないってやつではめられた私たち。

そこからみんながいる公園まで二人きり。

彼氏とはいっても二人で休みの日にデートなんてしたことないし、その前に二人きりなんて状況がない。

どうしようっていう気持ちとワクワク感で複雑な気持ちでいたときに、彼がスッと手を出してきた。

「!?!?!?」

完全に頭ショートした私はきっと固まってたと思う。

「え?なにつながないの?」

彼の冷たい口元からその言葉が脳内処理を加速させた。

すると共に手をとられ、彼は微笑む。

嬉しくて、でも恥ずかしくて、私は下をむいてしまった。

それを察したかのようにポンポンって頭なでてくれて、顔を上げた瞬間、キス

人生初めてのキスは目をつむる暇もなく一瞬の出来事だった。

そのときの、花火の火薬の香りと、彼の匂いが忘れられない。

あれから大人になったいま今でも、私の夏の淡い思い出。

彼は覚えてくれてるのかな?

この季節になると思い出す。

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